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平凡な女の凄絶な孤独
執筆者:Naoko 鋼のようなメンタリティの女性が登場する作品の代表格でもある、林芙美子の『浮雲』。 舞台は、戦中~戦後にかけての日本人にとって、最も辛く貧しく耐えがたきを耐えなければならない時代。 主人公のゆき子は、タイピストとして、仏印、今でいうベトナムのダラットへ赴任...
Naoko
2022年11月17日読了時間: 5分
閲覧数:102回


母性は洗脳、恋愛は宗教
執筆者:Hiroko セックスや自然妊娠を望むのは旧世界的価値のマイノリティで、人工子宮をつければ男性も出産をすることができる。 政府は少子化対策のため10人産んだら1人殺せる”殺人出産制度”を採用し、出産を望む多くの男女の動機は愛ではなく殺意になっていた。...
Hiroko
2022年11月3日読了時間: 3分
閲覧数:43回


中年男性の堕ちゆく人生
執筆者:Hiroko 「52歳という歳、まして妻と別れた男にしては、セックスの面はかなり上手く処理してきたつもりだ。」*1 イギリスでその年に出版されたもっとも優れた長編小説に与えられる世界的に権威のある文学賞である”ブッカー賞”を1999年に受賞したJ・Mクッツェーの『恥...
Hiroko
2022年10月20日読了時間: 4分
閲覧数:44回


真珠を吞みて 死期を知る
執筆者:Naoko 2022年は、澁澤龍彦がなくなって35周年の年。30周年の時のような、澁澤の書籍が新装版で出版されるとか、比較的大きな美術館が澁澤展を開催するといった派手なイベントはあまりない。 強いて言えば、彼の人のゆかりの地である鎌倉・長谷にある鎌倉文学館で、『特別...
Naoko
2022年10月13日読了時間: 3分
閲覧数:34回


女はお釈迦様になるべきか?
執筆者:Hiroko 藤沢秀行という昭和を代表する囲碁棋士がいる。棋聖戦6連覇、史上最年長タイトル保持者で天才棋士と言われた。 その男は破天荒の一言で片付けてしまうのは簡単だが、酒、アル中、女、ギャンブル、借金、癌...結婚後に始まった難局は数えきれなかった。...
Hiroko
2022年9月22日読了時間: 3分
閲覧数:14回


トランスペアレント・ボーイフッド
執筆者:Naoko 透明感のある少年時代を描くことにおいても、天才的な萩尾望都。 描くもの全てにおいて、多くの人々を魅了し、余韻の残る読後感のある作品ばかり。 SFタッチの『11人いる』や『マージナル』、異形の者を描いた『ポーの一族』『イグアナの娘』、ドイツの寄宿舎をベース...
Naoko
2022年9月15日読了時間: 4分
閲覧数:19回

フェミニストは、お好き?
執筆者:Hiroko 世界の文学賞を総なめにしているナイジェリア出身の女性作家がいる。 彼女の名は、チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ 1977年にナイジェリア南部のエヌグで生まれ、19歳で奨学金を得てアメリカ留学のため渡米し小説を書き始める。 2001年、短編『You...
Hiroko
2022年9月8日読了時間: 3分
閲覧数:20回


赤線地帯のファム・ファタル
執筆者:Naoko 酒や煙草、身体に毒と理解していてもやめられないものがある。 吉行淳之介の『不作法のすすめ』は精神的に毒と理解していても読むのを途中でやめることが出来ない一冊だ。 決して高尚な有用な随筆ではない。 どちらかというと、彼の下衆で低俗な日常"だけ"を切り取った...
Naoko
2022年9月1日読了時間: 4分
閲覧数:70回

おまえじゃなきゃだめなんだ
執筆者:Hiroko 恋愛こじらせ気質を持っていた過去の私の痛々しい思い出が、傷口に塩をなすりつけられながら走馬灯のように蘇ってきた小説を紹介したい。 角田光代の『おまえじゃなきゃだめなんだ』 これじゃなきゃダメなんだ、ってものはある?...
Hiroko
2022年8月25日読了時間: 3分
閲覧数:80回


幽霊とは恐ろしい存在なのか?
執筆者:Naoko 霊的な存在を信じるかと聞かれたら、「信じる」というよりも、「感じる時がある」もしくは「見てしまうことがある」と答えるようにしている。 「信じる」という言葉は、どこか思想や信念など形がないもの、目には見えない概念のようなものを確実なものとして捉えるような言...
Naoko
2022年8月18日読了時間: 6分
閲覧数:28回


澁澤風味の現代語訳について
執筆者:Naoko 明日8月5日は、澁澤龍彦の没後35周年だということで、今週は彼の作品を取り上げたいと思う。澁澤が書いた随筆、小説は数多あるが、先日ふらりと鎌倉を訪れた縁から、かの地にちなんだ小説『護法』について取り上げたい。 私の中で、澁澤といえば、鎌倉。...
Naoko
2022年8月4日読了時間: 4分
閲覧数:31回


「語らい」に”本を旅する”の記事を公開しました
夏といえば、どこか旅が恋しくなる季節。 「語らい」のページに、旅をテーマに、旅に持っていきたい本についてNaokoとHirokoで語らっています。 語らい:本を旅する
Naoko
2022年7月31日読了時間: 1分
閲覧数:11回


死ぬことは生きること
執筆者:Hiroko 吉本ばななの『キッチン』は、世界30カ国以上で翻訳されている大ベストセラーで、イタリアでは社会現象にもなった小説だ。 私が初めて手に取ったのは確か中学生のころだったと思う。バナナ柄の可愛い表紙の文庫本が目にとまり、内容も確認せず購入し一気に読んだ。...
Hiroko
2022年7月21日読了時間: 3分
閲覧数:24回


「運」の正体を知りたいなら
執筆者:Hiroko 運がいい、悪いの違いって何? マイナス思考からプラス思考になるにはどうしたらいい? 努力は必ず報われるのか? 誰もが一度は、いや、人によっては終始考えているをこれらの疑問の答えは、 『運転者』という小説の中にあった。...
Hiroko
2022年7月7日読了時間: 4分
閲覧数:9回
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